京都 伏見 勝念寺(かましきさん) の日記
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身代り蛙の仲間が増えてきました
2013.01.14
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地蔵堂の前や庭には石の蛙が置かれています 身代り釜敷地蔵尊 みがわり→かわる→かえる の語呂合わせで置かれています 珍しい合掌蛙がいますわざわざ東京などから写真を撮りに来られる方もいます 蛙(かえる)は、古来から洋の東西に関わらず、親しまれて来た生き物です。 特に日本では稲作の水田が多かったことから、身近な生き物として鳥獣戯画(平安時代末期)に見られるように古くから親しまれてきました。 また其の生態は、オタマジャクシの時は水中でエラ呼吸し、その後、カエルに変身して、肺呼吸や皮膚呼吸して手足を持って陸上で生活します。 即ち生き方が、ある時から全く変わるのです。 また貝原益軒の『大和本草』には、カエルは他所の土地に移しても、また元の所に帰るという性質からカエルと名付けられたと書かれています。 誠にカエルは不思議な生き物です。 それ故、当寺で縁起ものとして祀られています。
