京都 伏見 勝念寺(かましきさん) の日記
-
ただ今、身代り釜敷地蔵尊はお留守です
2012.01.08
-
ただいま、身代り釜敷地蔵尊(かましきさん)はお留守です.
身代り釜敷地蔵尊(かましきさん)は、阪神淡路大震災による破損のため、修複に行かれました。春には戻って来られる予定です。
身代り釜敷地蔵尊(かましきさん)は、当寺開山貞安上人が織田信長公より賜り、勝念寺開創以来四百数十年間お祀りしてきた仏様です。
身代り釜敷地蔵尊(かましきさん)は、地獄で釜茹での責めに苦しんでいる人の身代わりとなって、自ら煮えたぎった釜の中に入り、地獄と此の世で苦しむ人の苦を取り除き、幸せへと導いてくださるお地蔵さまです。
平成7年(1995)1月17日の阪神淡路大震災により、身代り釜敷地蔵尊は、前方の前机にもたれて傾きました。
手に持った宝珠と錫杖で両手の薬指が飛んでしまいました。
足下の火炎も飛び散ってしまいました。
今回、指の修復と火炎の組み直しをしてもらいます。
必要な箇所のみの部分修復ですので、戻って来られても、ほとんど何処が良くなっているのか気づかれないと思います。
火炎に包まれた釜の中に立っておられる、珍しい御姿の地蔵様です。
4月8日の「釜敷地蔵尊供養会」でお披露目となります。
